ハングルには母音が10個あります。
ちなみに日本語はあ・い・う・え・おの5個だけ。
記事にした順に並べてみます↓
아(あ):日本語のあいうえおの「あ」
야(や):日本語のやゆよの「や」
어(お):「あ」の口の形で「お」
여(よ):口をゆるく開けて「よ」
오(お):日本語のあいうえおの「お」
요(よ):日本語のやゆよの「よ」
우(う):日本語のあいうえおの「う」
유(ゆ):日本語のやゆよの「ゆ」
으(う):口を横に引っ張って「う」
이(い):日本語のあいうえおの「い」
「お」が2つある。
「よ」が2つある。
「う」が2つある。
これに「あ」「や」「ゆ」「い」が加えられた…て感じでしょうか。
ちなみに。
日本語の母音「え」は、入っていません。
韓国語の「え」は「合成母音」と言って、またちょっと違うんです。
これはまた別の記事で。
陽母音は「아」(あ)「야」(や)「오」(お)の3つ。
他は全部陰母音。
10個も母音があるなんて…
日本語みたいに「あいうえお」で並んでれば覚えやすいのになー…
…と、思った方。
実はくりぼうもそう思っていました。
2008年4月から9月までのNHKラジオ「まいにちハングル講座」では、日本語にあわせて「日本語のあいうえおにあたる5文字」からスタートしました。
これでも覚えられることは覚えられます。
このほうが覚えやすいと思います。
でも、この記事で取り上げた順番。
適当に並べたわけではありません。
実はこれ。
辞書で列挙されている順番なのです!
つまり。
日本語でも、辞書を引く時「あいうえお」「かきくけこ」「さしすせそ」というように、母音と五十音の順番を覚えると、辞書が引きやすいですね。
それと同じ。
韓国語の辞書も、この「아 야 어 여 오 요 우 유 으 이」の順で、母音が並んでいるのです。
正確には、この中にこれから扱う「合成母音」が入ってくるのでもっと量が増えますが、とりあえずこれだけでも覚えておくと、辞書が引きやすくなります。
(子音の順番については、また別の記事できちんと扱います)
さて、ハングルの基本中の基本、母音10個を取り上げました。
これでハングル文字のうち、この母音だけは読めるようになりました。
そんなに難しくないでしょ?
読めてくると面白いですよ~。
ちなみに。
母音だけで単語が成り立つものもあります。
有名どころで、たとえば↓
우유(うゆ):牛乳
오이(おい):きゅうり
아이(あい):子ども
…などなど。
「あ、ほら見て~、오이があんなにたくさん生(な)ってる~」
「あー、우유飲みてー」
…なんて言ったら、変な顔されるかな。
冗談はさておき。
次は合成母音です。
スポンサードリンク
theme : 韓国語
genre : 学校・教育